彼女の彼氏が決まるまで
「って言えるかどうか微妙ですけどね‼」
食い気味に返事を返す羽月。
「ホント・・・・・入学式の日に告られて以来、まともに会話もせず会いもせず、友達もゼロって何なんですかね?」
夏音は笑って見せた。
そこにタイミングを合わせたかのように、炊けたと切ない音が鳴り響いた。
「こんな時は食べよ!」
塚原は気を遣ったように、テーブルに炊きたてのご飯とおかずを並べていた。
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