彼女の彼氏が決まるまで
結局、まさやんこと塚原は夏音をほって帰ることも出来ず、洗い物をしリビングのソファーに横になり、朝まで夏音の家にいた。
夏音が起き、ソファーに目をやるとそこに寝ている塚原を見て、少しホッとした気持ちになった。
襲われなくて良かった。とかそういうのではなく、ただ単純に誰かが居てくれるそれだけで安心が出来たから。
「あ・・おはよ。」
「おはよー。そんなとこで寝てたら風邪引きますよ?でも、ありがとぅ・・。・・・それより、遅刻しますよ?お風呂使っていいんで、着替え無いですけど・・。」