うっせえよ!





さあ、そうと決まればプロット作りだ。



デスクにFAXの裏紙の束を置き、ペンを執った。



そして、私と誠司さんのプロフィールを書いていく。主要キャラクターから作るというのが私のやり方で、キャラクターが決まらないと、世界観はできないし、そのキャラクターが抱えている葛藤や不安、立ち向かうべきものが決まらない。



「誠司さん。」



「なんだ?」



「好きな食べ物ってなんですか?」



「んー、そうだな……ケンタッキーかな。」



ああ、だからセンタッキーか。



「やっぱり骨付きですか?」



「骨付きは最後まで美味いんだ。骨に残っているわずかな肉をしゃぶっている時が至福のひと時って感じがする。」




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