黒狼と3年前の真実


「よし…」



もう後戻りも何もできない。
それで、いいんだよね。


きっと後悔しない。



……ううん、絶対にしない。



「行こう」



あたしはあの時透麻の総長室で見つけたリストを片手に握りしめ1階の皆がいるリビングまで降りた。


……大丈夫。



透麻、あたし後悔もなにもないから。



< 103 / 123 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop