黒狼と3年前の真実


かなちゃんと2階のベランダに出た。



「なに?かなちゃん。」

「2つ聞きたいことがある。」

「透麻のこと?」

「あぁ、……一生話さない気か?」



話したい。
でも、このことは知っちゃだめ。


透麻が身代わりになった意味がない。



「……うん。でもかなちゃんだったら知ってしまうかもしれない。」

「俺なら……か?
あと1つ、王狼がでた。里依の仕業か?」


< 13 / 123 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop