優しく愛した


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 「…犯人、許さない」

 「あーやっぱりバレてる、かぁ」

 眠ったオナガを残し、ベニハシはワタリと対峙していた。

 「…仲直り出来たのはボクのおかげもあるんじゃないかな?」

 「次にオナガを誑かしたり私達の仲をかき乱す真似をしたら、あなたの大切なものをめちゃくちゃにしてやるから」

 「ボクの大切なもの?なんだろうねぇ」

 「私が何も知らないと思わないで。次は壊すから」

 「…肝に銘じておくよ」

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