刺激の強すぎたお持ちかえり 【完】
って、
やだ、

なんかこういうの、
恋人同士……ってか


新婚さんみたい//。



隣を見れば、
また、
何が楽しいのか

笑ってるし。



「何か?」

「いや(笑)まぁ、なんでもいいは大変だよな。んじゃ、簡単なもんでいいよ。ちなみ、米とかもないから。」

「は?」

米までないのかよ!
どんな暮らしだっての。

「何?」

「いや、えっとじゃーパンにしましょう。お鍋くらいありますか?」

「小さいので良ければな。」

卵や、ハム、レタス
とりあえずどれも小さめのを、カゴに入れる。

「足りんの?それ?」

「あ、いや、残ってもきっと作りませんよね。だから、よいんじゃないんですか。それに……。」

「それに?」

……。

独身とは言ってたし、

私を連れ込んだりしてる訳だから、

彼女は……
いないのかもしれないが、

もし、


そういう人がいたら、うん。

悪いよね。

「いや、なんとなくです。」

「また、それか。」

スーパーの中なのに、
ため息をつかれる。

「何かあんなら、言えよ。めんどくせーな。」

めんどくさいって!

そもそも
そんな仲でもないのに!!
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