刺激の強すぎたお持ちかえり 【完】
成嶋の自宅に戻り、
キッチンで簡単なサンドウィッチを作る。

冷蔵庫の中に、
缶ずめのミネストローネがあったので、

それを借り、
少しだけ、具材をかさましして、

「どーぞ。」と、出す。

そして、
「では、私は、これで。」

「は?」

「いや、作りましたので、帰ろうかと。」

「食ってけよ。」

「って、私が作ったんですけど?」

「あはは。そーだな。んじゃ、一緒にくお?」

「……なんで。」

「せっかく2人でいんだから、だろ?」


意味わかんない。

なのに、
大人しく、

そのまま、テーブルに座る私も

やっぱり





意味わかんないんだって。
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