刺激の強すぎたお持ちかえり 【完】
「ご飯あんの?」

「あ、いや、軽い物しかありませんけど。」

「へー。」

は?
何?
ちゃんと作っておけよってか!?

「……すいません。」

「何が?」

「いや、置いて貰ってるのに、ちゃんとしたものも作らなくて。」

そう言う、私に、

頭に置かれていた手が
ぐしゃぐしゃと、撫でられる。

「違う。嬉しいよ。」

そう言って
綺麗な顔で、笑われる。


////

ダメだ……

やっぱり、
早く、出てかなきゃ。

こんなの、

私には、




耐えられない。
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