刺激の強すぎたお持ちかえり 【完】
「だから、寝てろっていったろ?」

「……?」


「お前がベッド先寝てれば、な。俺だって、そのままソファで寝れんのにな。」


全然分かんないですけど?



「あー。なら、私がソファ、借りても良いですか?」

「ほらな。そーなるだろ?」


当たり前でしょ?


「さすがに女の子をソファに寝かせて、俺がベッドってのもな。」

「いや、全然構いませんが?」

「俺が構う。」

少し機嫌悪くなってきてるし。



「あー。じゃ、昨日の毛布お借りできますか?」

「は?いいけど……で、どーすんの?」

「書斎?先程のお部屋で寝ます。」

「敷布団ないけど?」

「あ、別に大丈夫ですよ。気にしないで下さい。」



そう言えば、
今度はため息をつかれる。

なんか、

よく見てると、忙しい人だな(笑)


「なんも、面白い事ないぞ。

とにかく、分かった。晩酌付き合って、先眠くなった方がベッド。起きてる方が、ソファな。もう、これ以上めんどくさいから、言うな。」

「……。」

「何?」

一緒にベッドとか、
言わないんだ。

昨日はどうなって、一緒でベッドで寝てたのか
分かんないけど、

とりあえず

こうやって、

それなりの歳の男女が2人でいて、

そう言う行為にならないとか……
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