あかすぎる、恋に。
仲良しに4人で並んで歩いていく。


「・・・・・私今、幸せ」

ポツリとつぶやいた彩。

沢良宜も唄鳥も気づいていないらしく俺も
何か言っていたのは分かったがどんな言葉を
言ったのかまでは分からなかった。



「彩・・・・・・、今何て・・・・」

聞こうとした瞬間、それを許さないかのように
強い風が吹き、俺の言葉を遮った。


強い風はしばらくするとおさまり、改めて
聞こうと思ったが、彩は先に前を歩いている
二人の後を追おうと走る。


「遼真ー!早くしないとおいていくよ?」


腕をブンブンと振って大声で言う彩に
俺は完全に聞く機会をなくしていた。



だが途中でびりが何かおごるという話が
出てきたたため全速力で走るという末路。



荷物が重いに加え、一番後ろで3人と結構
離れているというハンデをくわえられた俺は
必死に走った。



・・・・・最下位は誰かなんて言わなくても
分かるだろう。


ハンデがあったんだぜ?
仕方ないだろ?


とかほとんど言い訳にしか聞こえない、実際
言い訳だか必死に口説いていたが結局ビリ。


しょうがないから何かおごるよと言ったら
彩と唄鳥は早速何にするか話していた。


莉雨は申し訳なさそうに謝って、
「安いものにするから」と言っていたが
あの二人はどうだか。














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