あかすぎる、恋に。
「お昼になったら一緒に食べない?」
「え?いいよ・・・てか、毎日一緒じゃん?」
わざわざ聞いてくるなんて、どうしたのかな?
「えっ?あ・・・そう、だよね。うん!
そうだったわ~!えへへ」
いきなり慌てる莉雨に私はますます
心配になってくる。
「ちょっと相談したいことがあって・・・」
「え?相談?」
ビックリした。
姉御肌の莉雨は私の相談は聞いてくれるは
ものの、自分の相談はしたことがなかった。
だからこそ、相談をしてくれることが
何よりも嬉しかった。
「いいよ。じゃあ、屋上行こうよ」
そう言って私たちは、鐘がなるのを待った。