あかすぎる、恋に。
衝撃
【彩side】
「ここなら誰にも聞かれないね!」
私たちはお昼になって、屋上に来た。
太陽がでていて暑いので、他の生徒は
誰もいなかったため聞かれる心配もなかった。
「で、どうしたの?」
「うん・・・・」
莉雨は誰もいないにかかわらず、一向に
話そうとしない。
「莉雨?誰もいないよ?」
「うん・・・・」
よほど深刻な悩みなのかと思うと
私は不安になる。
「あのさ・・・、その・・・」
莉雨はしばらく一人でうつむいていたが、
渋々話し始めた。
「彩は・・・今、好きな人いる?」
「え?」