あかすぎる、恋に。
そう言うと、私の前の席の唄鳥君と唄鳥君の
前の席の遼真は心底嫌そうな・・・・というか
マジな顔して必死に案を探しているみたい。
「私は、メイド喫茶とかお化け屋敷とか、
クラス全員出演の演劇とかがいいと思います!」
2人が言う前に私は思いついたのもを全て
言っておいた。
ますます焦る二人。
私は笑いながら、だんだん可哀想になって
きたので、
「ま、これくらい安出しておけばいいんじゃないかな?」
そう言って二人からの言及はやんだ。
それにホッとしている二人は、疲れたらしく
机に突っ伏している。
それを見て私と莉雨は笑いあった。
「ざっとこんなかから決めますか。」
そう言ってまとめていく莉雨はやっぱり
凄いなーと思う。
「・・・じゃあ、うちらのクラスは
午前、メイド喫茶。午後は演劇ね!」
・・・・・みんな、決まってから気付いた。
ハードすぎじゃね?的な。