あかすぎる、恋に。
莉雨が着た方が絶対会うって!
ほら、私がもしも着たとしたら・・・・・
うん、完全に馬子にも衣装だからさ。
その可愛い衣装に失礼なんだけど。
「大丈夫だよ、ね、遼真君?」
そう言って笑いながら話を振る。
「・・・・・やめた方がいいぜ、目が腐る。
と言うか・・・・馬子にも衣装」
ブチッ
「おうおうおう、言ってくれるねぇ!!
じゃあ、着てやろうじゃねぇか。」
私の衣装姿見て、目ぇぬかすなよぉ!!
私は莉雨の持っている衣装をひったくって、
隣の空き教室に飛び込んだ。
―――――数分後。
私は勢いよく遼真と莉雨のいる教室に
飛び込んだ。
ドレス自体の衣装が長いため、気を付けないと
まじで転びそうになる。
「どう!!!」
私は胸を張って見せる。
「あーっ、可愛いねーっ!!」
と声を高くして、莉雨は率直な感想を
述べてくれた。
・・・・・遼真はというと・・・?
「・・・・・・・・・・」
あ、無視ですか?
何も言わないで沈黙続ける感じですか?