あかすぎる、恋に。
【莉雨side】

「協力するよ!!私は莉雨の一番の
親友だよ!?」


彩はそう言ってくれた。

私はその言葉にホッとする反面、
申し訳なさで胸がいっぱいになった。



私はありがとうと伝えて、彩の手を
ギュっと握る。


「それでさ。莉雨の好きな人って?」

そう質問されて私は答えるべきか迷った。


それが言うのが嫌だと思われたらしく
彩は慌てる。


「あ、いや・・・別に言わなくていい!!
嫌なら全然!!!」


本当に優しすぎる子だなぁ。
私はあらためてそう感じた。


「いいの・・・・私の好きな人はね・・・」




「遼真なんだ」




あの子は、彩は驚愕に似た表情をしていた。









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