あかすぎる、恋に。
あれ、心に刺さったよ?

今度は私が莉雨の方をジト目で見ると、
全然気にしていないのか、話し始める。


「最近は彩、遼真君のことで私のことなんか
全然気にかけてくれないし!!」


莉雨・・・まさかそんな風に思ってくれて
いたなんて・・・・。


私は感動するよ!!!

「莉雨!!二人でどっか行こう!!」

「はぁ?それなら遼真君も誘えば?」



何で遼真?

「だってあんたたち二人とも、カレカノに
なってから一回も出かけていないでしょ?
私がいてもいいなら、遼真君もよびなよ。」


私は今度こそ莉雨に感動した。

そこまで考えてくれているなんて・・・っ!


「分かった!!遼真もよぶ!だけど3人じゃ
なんかアレだから。唄鳥君もよぼ!!」

「え?唄鳥君も?」

遼真ならまだしも、唄鳥君を呼ぶなんて
予想外だったのか、聞き返してくる。

「うん、唄鳥君。・・・・だめ?」

「ううん。駄目じゃないよ。じゃあ、土曜日の
10時に待ち合わせね!」





< 171 / 194 >

この作品をシェア

pagetop