あかすぎる、恋に。
そりゃそうだよね。
だって、一番遼真の近くにいた子なんだもん。
ビックリして当たり前。
でも、高校生になってから一目ぼれだった。
彩と遼真が幼馴染だってことは
後から知ったことだった。
だから諦めようと何度も悩んだ。
だけど・・・・駄目で。
とうとう彩に言ったけど、優しすぎるから
好きな人が誰か言う前に応援すると言って。
「あ・・・あはははは!遼真も隅に
置けないなぁ!」
ほら、優しいからこの子。
「もちろんだよ!応援する!!
まっかしといて!」
「・・・・・うん、ありがとう」
もう私も、後に引けないな。
私たちはそのままそこには触れずに
何も変わらずホームルームまで過ごした。