あかすぎる、恋に。
【彩side】

『もちろんだよ!応援する!!
まっかしといて!』


そう言ってお昼は終わった。

終わった後も、何となくこの話題を
避けていた。



別に色恋の話だから、とかじゃなくって
単に切り出しづらかったから。


「彩」


ホームルームが終わった後、莉雨は私に
声を掛けてきた。


「ん?どうしたの?」


・・・・・すこしぎこちなかっただろうか。


そう思いながら、笑顔で莉雨の顔を見る。

やっぱりかわいい顔をしてるなぁ。

遼真のルックスはなんだかんだで文句の
付けようがないから、莉雨と並んだ方が
もっと際立つだろう。







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