あかすぎる、恋に。
「何だろ・・・・・・」
何か、何か足りない。
いつも通りで、いつも通りな毎日で
いつものように過ごしてる。
なんら変わったことなんて特にない。
じゃあ毎日が一緒かとか言っても
そうではないけど・・・・・・・・。
「ホント、なんだろうな・・・・・」
モヤモヤしたものを胸の中にしまって、
笑顔で帰る。
「じゃあ・・・・私こっちだから」
おずおずと自分の家の方向を指す沢良宜さん。
俺は笑って「じゃあ、気を付けて」と一言
声を掛ける。
「うん!じゃあ、また明日!!」
軽く手を上げながら自分の家の方へと歩く。
俺は完全に見送った後、真っ直ぐと家へ
向かった。