あかすぎる、恋に。


もしも、莉雨と遼真が付き合うことに
なったら毎日迎えに行くのは莉雨の方に
なるのかな、なんて。


帰りは二人で帰って、学校でも
一緒にいる二人。


そう思うと、昨日の寂しさがドッと
押し返してきた。


思わず立ち止まる。


それに気付いた遼真は、少し前の方で
止まってこっちを見た。


「何してんだよ、早くいくぞ?」

「・・・・・・・・・」


莉雨のこと、応援したい。

だって私の親友だし、大好きだから。

だけど・・・・こんな平和な日常がほんの
少しで崩れるのは怖い。




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