あかすぎる、恋に。

ねえ莉雨、遼真・・・・。

どうしよ、私・・・・・・。


「彩!」

パシッ

遼真が私の腕を掴んだ。

遼真の手は大きくて、それなりに力も
あったから痛かったけど、それよりも
今までの不安が消えて行くようだった。



「・・・・・行こう」

そう言って私の手を引いていく遼真。
私はぶっきらぼうに言う遼真のことを
後ろから見ながら頷いた。


「・・・・・・うん」



**************



「莉雨!おはよ~」


私は元気にあいさつをすると、莉雨は
不審そうに眼を向けてくる。

え?ひどくね?


「あ、いやね。だってさ!いつもより
テンションがおかしかったから」




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