あかすぎる、恋に。
駄目だよ、私。動揺しちゃ。
応援するんだから。
「うんっ?なーに?」
「それが・・・・・」
ガラガラッ
莉雨が言いかけたところで丁度先生が
来た。
莉雨はまた後で!と言って自分の
席へと戻っていく。
「じゃあ授業始めるぞー」
そうして授業が始まった。
1時限目が理科なので、何か無性に眠い。
というか、やる気が出せない。
私は先生の話を聞いたふりをして
ノートとにらめっこをしている。
ふと、顔を上げると、遼真の姿が見える。
遼真の席は前から2番目で、私は4番目。
一つはさんだ前で、私の目の前の席の人は
男子何だけど体が弱くて休みがちな子だ。