あかすぎる、恋に。
「どうしたの?食欲ない?」
莉雨は私の顔を覗き込んでくる。
さすがに親友に心配を
かけられまいとする。
「だいじょーぶ!ちょっと・・・・・
ダイエットかな・・・!!」
私は、大げさに笑うと莉雨はホッと
顔を和らげた。
「でも・・・そんなに太ってないんだから
ダイエットは必要なくない?」
分かってないな、莉雨。
私は着痩せする方なのだ!!!
・・・・・自慢することではないか。
「それでさ、今朝言いかけた事なんだけど」
そう言って、真剣な顔になる。
あ・・・・そうだ。
確か、そうだった・・・。
「でも、具合悪そうだからいいよ?」
「ううん、全然大丈夫。聞くよ?」
私は莉雨に対してにっこりと笑う。