あかすぎる、恋に。
だから私は、真っ直ぐぶつかることに決めた。
たとえ私がどんなにひどい人だと
映ったって、親友にぶつかっていくのが
一番だと思ったから。
それに、
私の想いはそう簡単に消えやしない。
簡単に諦められない。
遼真君のこと、本当に好きなんだ。
ドロドロな三角関係になる。
ごめんね、彩・・・・・・。
「あ、沢良宜さん?」
私は声の方へ振り向くと、そこには
遼真君がいた。
私は少しドキリとする。
「あ・・・遼真君こそ・・・どうしたの?」
少し声のトーンが上がっているのが
自分でもわかる。