あかすぎる、恋に。
「彩ー!!おっはよっー!!!
今日も忙しかったんだね~」
「おはよ、莉雨。っていうか何で知ってるの?
・・・私が朝あわただしかったこと」
私の親友、沢良宜莉雨(さわらぎりう)は
にんまりと笑って話し始めた。
「だって~、朝から遼真君と一緒に
走ってたんでしょ?分かるって~」
「・・・莉雨、知ってたんだ。っていうことは
出回ってたりは・・・しないよね?」
私はどちらかと言うと面倒事は避けたい。
目立たないことをモットーにしている。
「んー?してないんじゃない?
・・・・まぁ、遼真君と一緒にいる位しか」
「それを出回ってるというんだー!!!」
あああ・・・・もう無理だ・・・。
モウムリダ・・・・。
「彩なら大丈夫だよ!ちょっと色々あるかも
しれないけど・・・・」