あかすぎる、恋に。


「それとも・・・・・何か喧嘩でも
したのか?」


・・・・・・・・・・・・・。

「・・・・・・・・しょ・・・」

「喧嘩なら、仲直りした方がいいぞ。」

「関係ないでしょ!!!?」

気が付くと、私は大声で叫んでいた。

普段本気で怒らない私が大声で叫んだため
遼真も目を丸くし、ビックリしている。



でも私の勢いが止まることはなかった。


「もともと、遼真には関係ないでしょ!?
深く関わってこようとしないでよ!!!」



心配してくれているだけなのに。
それなのに言葉が止まらない。


「それにっ!!」

・・・・・・・それに。

「一番の原因は・・・・遼真じゃない!」

本当に後悔した。


言って、もう手遅れだった。
遼真は驚愕で、悲しみの混じった表情で
今にも泣きだしそうだった。







< 77 / 194 >

この作品をシェア

pagetop