あかすぎる、恋に。
電話越しの声
今日は午前だけの授業でお昼無しで
家に帰る。
集団下校とは言わないけど、家の近い
人と帰れよと言われたので家の近い人と
帰るのがほとんどだ。
私も遼真と莉雨と一緒に帰ることになり
支度をしていると、目の前に人の気配がした。
ふっと上を見るとにこにこしながら私の
方を見る唄鳥君。
・・・・・・・・・私の顔ってそんなに
面白いのかな?
「彩さ、家って図書館の方面ですよね?」
「・・・・・え?あ、うん。そうだけど?」
「やっぱり?じゃあさ、一緒に帰りましょう
よ。割と俺の家、図書館方面なんで。」
私は一応二人に了承をもらうために
言ってみたらあっさりOK。
結局4人で帰ることになった。