あかすぎる、恋に。
まあ、いいよね。
今日の夜、久しぶりに遼真に電話を
かけてみよう。
・・・・ついでに課題のことも聞いておこう。
そう思いながら、早足で3人の方へと
追いつこうとした。
そこからは唄鳥君が大通りの方へと行き、
私は前と同じ角で曲がった。
2人ともはまだ一緒だったので、肩を
並べて歩いていた。
丁度後ろ姿が見える。
何を話しているのか分からないけれど、とても
楽しそうに見えた。
あれ?なんかデジャウ??
まえにもこんな光景あったような・・・。
私はそう思って、家の方へと歩いて行った。
家に帰ってきてから宿題をし、お風呂に入って
夜ご飯を食べたら何もすることが無くなった。
「なにしようかなー・・・。」
私は独り言を呟いて視界に入った、机の上の
携帯電話を見る。
遼真に電話しようかな。でも迷惑かな?
今朝は確かお母さんと喧嘩したんだよね?
・・・・・仲直りできたのかな?
きっと遼真のことだから素直に
謝っているのかな。
・・・・・あの人結構頑固だからなぁー。