あかすぎる、恋に。
波乱
【遼真side】
今朝の彩はいつも通りだった。
昨日の電話越しに見せた悲痛の声を
裏腹に、何事もなかったように待ち合わせの
場所にいた。
相当泣いていたのだろう、目の下に
うっすらとクマがあったけど。
でも俺は、このいつもみたいな雰囲気を
壊すのが怖くてあえてその話題には
触れない。
「・・・・・・・・・・・」
いっそ俺のせいにして、全部謝って元通り。
またほんの数日前みたいな、バカ騒ぎを
毎日のように繰り返して。
万事解決、これでいいだろ?
「・・・・・・なーんてな」
分かってるよ。
そんな簡単に解決の糸口が見つかるなんて
思ってない。
逆にそんな簡単に見つかったら、今までの
彩の苦労が全て水の泡になる。
そもそも、この出来事の発端が分からない。
分からないままツッコんで、勝手に
かき乱して、ただの迷惑行為だろ。
いつになったら分かるのだろうか。
というか分かる日がくるのだろうか。
でも、これだけは必ず見つけたい。
『解決策』だけは。
今朝の彩はいつも通りだった。
昨日の電話越しに見せた悲痛の声を
裏腹に、何事もなかったように待ち合わせの
場所にいた。
相当泣いていたのだろう、目の下に
うっすらとクマがあったけど。
でも俺は、このいつもみたいな雰囲気を
壊すのが怖くてあえてその話題には
触れない。
「・・・・・・・・・・・」
いっそ俺のせいにして、全部謝って元通り。
またほんの数日前みたいな、バカ騒ぎを
毎日のように繰り返して。
万事解決、これでいいだろ?
「・・・・・・なーんてな」
分かってるよ。
そんな簡単に解決の糸口が見つかるなんて
思ってない。
逆にそんな簡単に見つかったら、今までの
彩の苦労が全て水の泡になる。
そもそも、この出来事の発端が分からない。
分からないままツッコんで、勝手に
かき乱して、ただの迷惑行為だろ。
いつになったら分かるのだろうか。
というか分かる日がくるのだろうか。
でも、これだけは必ず見つけたい。
『解決策』だけは。