恋なんていたしません！

むしろ、お前みたいなヤツは女を使い捨ての道具として見ているんでしょうね。

それこそ、本命ができるまでの繋ぎとして好きでもない女に平気で告白してつきあって、本命ができたらすぐにポイ捨てするんでしょうね。

「別にゲームやアニメを楽しむのが悪いと言う訳ではないんですよ？

ゲームはやりませんが、アニメや特撮が好きでよく見ていますし」

「じゃあ、いいじゃないですか。

誰にも迷惑をかけていなければ、仕事に支障をきたしていないんだったらいいじゃないですか」

「僕の言ったこと、わかってますよね？」

「わかってますよ。

わかってるから答えているんじゃないですか」

そう言い返したわたしに、一ノ瀬は苦いものを食べたような顔をした。