バスの天井裏と水たまり〜私が好きな絵本の話
13、半日村
今回は内容がどうのこうのではなく、大人になった今も強烈に記憶に残っている絵本の話。
【半日村】
ご存知の方もいらっしゃると思いますが。
えっとねぇ、ちゃんとお名前書きます。
作、斎藤隆介さん。絵、滝平二郎さん。
ゴールデンコンビね。
他にもモチモチの木とか。本屋さんや図書館で一度は見たことあると思うんですけど。
これ、どうなのかな。
私は小学校の時、国語の授業で知りました。
それでね、朗読テープみたいなのを聞かされたんです。
テープ←時代を感じるわ、笑。
それがもうめさくさ暗いの。
タイトルコールからして暗い。
どんより。
ほんでまた滝平さんの切り絵が怖い、笑。
いや、今なら分かりますよ。素晴らしいって。
だけど子供の頃はただ、ただ、怖い絵やなぁって。
ざっくりあらすじ言いますと、ある小さな村は後ろに聳え立つ高い山のせいで日が半分しか当たらない。
なので作物も育たないし、いつだって薄暗い訳ですよ。
当然、村は栄えませんよね。
だけどそんな大きな山、どうすることも出来ないじゃないですか。
ところが、ある一人の青年がですね、削り始めるの。
山を。
そんなん、少しですよ。
少しずつ、削っては土を運びを繰り返す。
それを村人達は見て笑うんですよ。
アホじゃね?的な。
そりゃそうです。
そんな大きな山なのにちょこまか削って何になるのだと。
それでも青年は諦めません。
村をなんとかしたい。その思いだけで続けます。
やがてその姿を見ていた村人達も同じように削っては土を運び…始めるんですよ。
そして、遂に!
半日村に朝日がのぼり、その後村は作物も育ち皆幸せに暮らせましたとさ。
とかって話だったと思います。
そう、もうなんかどんよりしかイメージないの、笑。
でも子供の時のこういう記憶と言うのかインパクト受けたものって凄くずっと残りますよね。
未だにあのくら〜いタイトルコールはっきり思い出せますもん。
余談ですけど私の旦那さんの実家。
雪国です。
それでね、冬に帰省してた時にふと言ったんです。
「ねぇ、ここって半日村みたいなところだよね。」って。
だってね、空は冬場、ずっと曇ってて晴れ間とか無いんです。雪もしんしんと降ってますしね。
日照時間が短い。
滅入る。とても気が滅入る。
車の助手席でぼんやり窓の外を眺めながら…
「まるで半日村やな。」
言ってしまったんです。
でもね、彼は半日村知りませんでした。
「なに、それ?」って聞き返されましたからね。
それで説明しまして、そしたらウケてた。
「上手いこと言うね。」って。
まぁ、大きな山はありませんが。
半日村、未だ私の記憶に強烈に残る絵本の一冊です。
学生の頃に読んだ人も全く目にした事がない人も是非。
【半日村】
ご存知の方もいらっしゃると思いますが。
えっとねぇ、ちゃんとお名前書きます。
作、斎藤隆介さん。絵、滝平二郎さん。
ゴールデンコンビね。
他にもモチモチの木とか。本屋さんや図書館で一度は見たことあると思うんですけど。
これ、どうなのかな。
私は小学校の時、国語の授業で知りました。
それでね、朗読テープみたいなのを聞かされたんです。
テープ←時代を感じるわ、笑。
それがもうめさくさ暗いの。
タイトルコールからして暗い。
どんより。
ほんでまた滝平さんの切り絵が怖い、笑。
いや、今なら分かりますよ。素晴らしいって。
だけど子供の頃はただ、ただ、怖い絵やなぁって。
ざっくりあらすじ言いますと、ある小さな村は後ろに聳え立つ高い山のせいで日が半分しか当たらない。
なので作物も育たないし、いつだって薄暗い訳ですよ。
当然、村は栄えませんよね。
だけどそんな大きな山、どうすることも出来ないじゃないですか。
ところが、ある一人の青年がですね、削り始めるの。
山を。
そんなん、少しですよ。
少しずつ、削っては土を運びを繰り返す。
それを村人達は見て笑うんですよ。
アホじゃね?的な。
そりゃそうです。
そんな大きな山なのにちょこまか削って何になるのだと。
それでも青年は諦めません。
村をなんとかしたい。その思いだけで続けます。
やがてその姿を見ていた村人達も同じように削っては土を運び…始めるんですよ。
そして、遂に!
半日村に朝日がのぼり、その後村は作物も育ち皆幸せに暮らせましたとさ。
とかって話だったと思います。
そう、もうなんかどんよりしかイメージないの、笑。
でも子供の時のこういう記憶と言うのかインパクト受けたものって凄くずっと残りますよね。
未だにあのくら〜いタイトルコールはっきり思い出せますもん。
余談ですけど私の旦那さんの実家。
雪国です。
それでね、冬に帰省してた時にふと言ったんです。
「ねぇ、ここって半日村みたいなところだよね。」って。
だってね、空は冬場、ずっと曇ってて晴れ間とか無いんです。雪もしんしんと降ってますしね。
日照時間が短い。
滅入る。とても気が滅入る。
車の助手席でぼんやり窓の外を眺めながら…
「まるで半日村やな。」
言ってしまったんです。
でもね、彼は半日村知りませんでした。
「なに、それ?」って聞き返されましたからね。
それで説明しまして、そしたらウケてた。
「上手いこと言うね。」って。
まぁ、大きな山はありませんが。
半日村、未だ私の記憶に強烈に残る絵本の一冊です。
学生の頃に読んだ人も全く目にした事がない人も是非。