バスの天井裏と水たまり〜私が好きな絵本の話
26、加古里子さん
加古里子さん。

かこさとこじゃないです。

かこ さとしさんです。

こうやって名前だけ見てもピンと来ない方も絵本を見れば「これ、知ってるー!」ときっと叫ぶはず。

気になる方は先にお名前でググってきてね。

どれもこれも有名なんだけどだるまちゃんシリーズとかからすの○○シリーズとか。

もうあげればキリがない。

恐らく私が初めて天狗と言う存在を知ったのは加古さんの絵本のような気がします。

幼稚園くらいの時に読んでた覚えがあります。

ちなみにからすのパン屋さんと言う絵本はうちの子がめちゃ好きなお話ですね。年少さんの頃に何度も何度も園で借りてきては読んでた覚えがあります。

でも今回、ご紹介したいのは「かわ」です。

たかいやまにつもったゆきがとけますか、ながれますかなんか。こんな出だしだったと思います。

雪がとけて水となり流れ出して川になりそれがやがて海に出るまでを描いた絵本です。

優しい色使いなんだけど、限りなく細かく描かれていて隅々までつい見てしまう。

綺麗です。

文章も多くはないのですが優しく語りかけてくれるような丁寧な言葉で綴られています。

小さい子がその文章の意味、全てを理解しなくても絵を見てその先を追っていけば水から川へ川から海へと言う流れが自然と分かると思います。

加古さんの「かわ」を始めとする自然をテーマにした絵本には環境破壊的な事も書いておられたりしてます。少しね。

「かわ」の一文にも出てきます。下流に辿り着いた頃、川は汚れていると。

別の絵本でダムについて書いておられるのもあるのですが、その中で削った山に対しての事を書いておられたり。

私はだるまちゃんシリーズはもちろんだけどこの「かわ」っていう絵本を小学生の頃に読んでます。

学校の図書室で。

川の始まりってどこなんだろうってずっと思ってたからこの絵本が気になったんでしょうね。

その辺の記憶は曖昧だけど。

でもね、そんな記憶忘れてたんですよ。

だけど少し前に雑誌でこの「かわ」と言う絵本が絵巻になって再販されたと言う記事を読んだんですね。

絵巻、全部一枚につなげたんですよね。

広げると相当の長さになると思います。。

読むの楽しいですよね。

それでその事について書いてあるきじを見つけ記憶がバァーっと蘇ったんです。

うわっ、これ、子供の時にめちゃ読んでたやつやんって。

懐かしかったです。

うちの子にも読ませようと早速、借りてきました。

図書館で。

絵巻じゃないタイプのですけどね。

絵巻はまだ貸出にならないだろうなぁ。

あれば直ぐにでも借りたいよね。

て言うか買わないのかい(笑)

是非、加古里子さんのお名前インプットしておいて欲しいです。







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