BORDER LINE
俺は、少女に惚れていた。

少女の眸に惚れていた。

少女の眸は、いつでも、キャンバスのずっと奥を見つめていた。

その美しい世界の欠片で溢れかえったような眸に、
そして、時折、暗く深く影を落とす眸に、
幾度も俺は魅せられた。
< 61 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop