ange~天使が恋した王子様~
ソウくんはだいぶ深いところまできた。
背の高いソウくんは足がつくみたいだけど私は確実に付いていない。
私はソウくんにしがみついた。
「こわ……い………足、つかない………」
私は必死にソウくんにしがみつく。
「んーわりー戻りたくねぇ」
適当に言うソウくん。
「戻ろうよ‼︎」
「やだ」
「なにそれーーー‼︎」
「まぁ、その手放さなかったら大丈夫だろ」
「ソウくんのばかーーーーー」
泣きそうになりながら、私はソウくんの首に回した腕に力を込めた。
ソウくんはそんな私の頭を笑いながら優しく撫でて、私の背中に優しく手を添えた。