ange~天使が恋した王子様~

「ふ〜ん」

聞いたのはソウくんなのに特に反応せずそうやって返す。


「………ここまで来ると、星が綺麗だね」


「ああ、そうだな」

海沿いを歩いていた私たちはそのまま砂浜に入って裸足になって、また歩き出した。


「波、気をつけろよ」


「んー」

そう言いながらも私は海に近づく。


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