ange~天使が恋した王子様~
「学級日誌…か……」
学級日誌を書かなくてはいけない。
こういうのって普通、日直がやるものでしょ。
「じゃー如月、終わったら職員室なー」
適当に言って教室から去った先生はまだ20代で、そこそこのイケメン…らしい。
生徒たちとも仲良く、授業もわかりやすいので、女子生徒の中には、本気になる子もいるんだとか…。
「ま、私には関係ないけどね」
私はいつものように黙々と書き進めた。