ange~天使が恋した王子様~
「ちょっとソウ!感想は‼︎私の自信作‼︎」
「ふーん………まぁ、悪くはないんじゃね?」
目を逸らしながら言うソウくん。
「ほんっと素直じゃないんだから」
呆れたように言う棗。
「うるせーよ」
……ソウくん?
私は首を傾げた。
「………行くぞ、杏」
「え、棗は⁉︎」
私はバッと棗のほうをみた。
「あー、私は葉と2人で行くから」
そりゃあ彼氏と2人で行きたいだろうけど……‼︎
「てことで、行ってらっしゃい杏」
最後にハートマークでもつけるように笑顔で棗は言った。