ange~天使が恋した王子様~

「わぁ…すごい人〜」


「そこそこ大きな祭りらしいからな」


「へぇ〜」


「なにから見る」


「わたあめ!」


「了解」

そう言ったソウくんは私の手を自然に取って歩き出した。

身体の熱が上がる。

顔まで真っ赤になってるだろう。

手汗、かいてないかな…

手の力、強くないかな…。

私はぎこちない足取りでソウくんの隣を歩いた。
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