ange~天使が恋した王子様~

「言ったそばから転ぶな、ばか」


「……ごめんなさい」

ソウくんは私の頭をぽんぽんと叩いた。


「……花火、何時から?」

恥ずかしくなって話をそらす。


「あー19:30?」


「え、あと15分!」


「んじゃ、そろそろ行くか」


「はーい」

………どこに?

そんな疑問を持ったまま、私たちはまた歩き出した。
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