ange~天使が恋した王子様~

「杏………?」

手に力がこもった私をソウくんは不思議そうに見る。


「………」

私は何も言わず俯いた。

そのとき………


















パァン

2人で顔を上げると空に大きく花が咲いた。




「き、れい……」


「ああ………」

それから黙って花火をただ見つめていた。
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