ange~天使が恋した王子様~
「さーて、帰りますか!」
「はーい」
昼食を食べた私たちは荷物をまとめた。
「「「お世話になりました!」」」
「またいつでもお越しください」
「んじゃーね」
「棗お嬢様、行ってらっしゃいませ」
別荘の前に止められた車に乗り込む。
「もう、夏休みも終わりか…」
「楽しかったなぁ」
「そうだな」
「また来よ!」
そんなことを言いながら、私たちは見慣れた街に帰って行った。