ange~天使が恋した王子様~
「………あ、」
窓の外をみると、ソウくんがプレーしていた。
「…がんばれ」
そう言った瞬間、ドリブルしていたソウくんがゴールを決めた。
「やった‼︎」
はっとなって口をふさぐ。
1人でこんなこと言ってるの見られたら変な人だよ…。
キョロキョロと誰もいないことを確認した。
すると後ろの黒板がふと目に入った。
相合傘。
意味の知らない英単語。
男子が書いてた謎の物体の絵。
この黒板は騒がしいこのクラスの象徴のようなものだった。