ange~天使が恋した王子様~
Chapitre 2
寒くて凍える体。
指先の震えは止まらない。
「ずっと、待たせてごめん。
でも、もう少しだけ待っててくれ。
ちゃんと向きあうから」
真剣な目で言ったソウくんに涙が止まらない私。
それを見て困ったように笑うあなたを私はきっとずっと忘れない。
私は、あなたに何度救われるんだろうね。
寒くて凍える体。
指先の震えは止まらない。
でも、心は温かかった。