ange~天使が恋した王子様~

「帰るか、杏」


「うん」

私たちは、下校のチャイムが鳴り響く中、学校の門をくぐった。


「俺さ…決めたんだ」

学校から出て、しばらくしたとき、急にソウくんが言った。


「なにを?」

嫌な、予感がした。

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