ange~天使が恋した王子様~



ガツッ!

………………っ!


「った………!」

前の人が振った腕の肘が私に当たった。

いったい……

たぶん、みんなは気づいてない。

最悪……

少しずつ差が開いていく。



「杏………!」

ソウくんの声が聞こえた。

嫌だ……!

このまま負けるなんて…!

私は最後の力を振り絞って走りきった。
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