ange~天使が恋した王子様~
「いよいよ明日だね、文化祭‼︎」
今日は文化祭の準備だけだったから午前中で終わり。
部活もないのでソウくんと帰っていた。
「なんでそんなにはしゃいでんだよ」
「だって楽しみなんだもん‼︎」
「そんなに楽しいか…?」
わからない。と言うように首を傾げるソウくん。
「楽しいよ‼︎」
「ふーん…てか、お前あんまり回れねぇだろ」
「あー、うん…」
学級委員は強制的に実行委員をさせられるため、回る時間がほとんどない。
「ま、それでもいいよ。みんなは楽しいだろうから」
「………お人好し」
「うるさーい」
ポソッと言ったソウくんの腕を軽く叩いた。