ange~天使が恋した王子様~

「いいわよねぇ、あんたたちは」

昼休み、唐突に言いだした棗。


「へ?」

思わず間抜けな声が出た。


「テストの心配なんてないじゃない」

棗はそんなことも気にしてないようだ。

てか、まだその話続いてたのね…。


「そんなことないよ」


「ま、杏はいっつも頑張ってるもんね。絶対ソウの隣りに載るんだって」


「ちょ、棗‼︎」


「いっつも隣りだもんね。成績表」


「う、ん……」

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