ange~天使が恋した王子様~



「-sinθ」

前から声が聞こえた。

2人で前を見ると突っ伏していたソウくんが言っていた。


「ソウくん、起きてたの?」


「ん、さっき…うるせぇから」


「あー、みんな騒いでるからね」


「てか、寝てたあんたもあんただけどね」

嫌味を言う棗。


「うっせぇ。そんな問題もわかんねぇやつに言われたくねぇ」


「あんたねぇ‼︎」


「はいはい、2人とも落ち着いて〜」

もう、すぐケンカするんだから…
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