ange~天使が恋した王子様~

「杏、」


「なぁに?棗」

私が首を傾げて棗を見ると、すごく黒いオーラを放っていた。


「今日はなんの日?」

今日…12月24日だから…


「……クリスマスイブ?」


「まさか、ソウと過ごさないわけないわよね?」

黒い笑みで言ってくる棗。


「………過ごさないよ」
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